揉み返しの仕組みと対処法について〜後編〜
マッサージを受けた事がある方で過去に“もみ返し”のご経験がある方もいらっしゃるのではないかと思います。
また、これからマッサージを受けよう!と思う方で「もみ返しにあったらどうしよう、自分に合わなかったらどうしよう。」と考えている方も多いと思います。
今回も前回に引き続き、揉み返しの仕組みと対処法についてご紹介いたします。
前回にご紹介しました、辛い揉み返しとは別にもうひとつ!
良い揉み返しもあります。
よく、揉み返しがきたら、「そのセラピストやマッサージ師はヘタ!」と思われがちですが、そうでもないのです。
マッサージを受けた次の日は、“もみ返し”や筋肉痛のような痛みはなく、お身体がダルく感じる事があります。これは、今まで溜まっていた老廃物が血液に流れ出て、まだ排出されないで体内に残っているためにダルく感じます。
皆様は好転反応・めいけん反応という言葉を聞いた事があるでしょうか。
もともとは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で一時的に起こる激しい身体反応の事を言います。
例えば、睡眠不足の方や働きすぎの方がマッサージを受けると、施術後身体が重だるくなりがちです。すっきりしたくてマッサージを受けに来たはずが、どんよりしてしまった。それはなぜかというと、自律神経が働き、きちんと身体に「休んで」というサインを送り出しているのです。日常生活で忙しい毎日をお送りの方は、身体を休ませるために、動かさないようにします。睡眠不足の人は足りない睡眠を補うために、眠たくなります。こういう状態になるのは「良い揉み返し」と言えます。理由として、身体の機能を正常化してくれているからです。少しのダルさは出るものの身体が回復しようとしている証拠と言えます。その為数日経てば必ずダルさは引き、受ける前よりお身体が楽になるのです。もちろん個人差はありますが、消えないはずはないのです。
“良いもみ返し”の症状とは
だるさ・眠気・のどの渇き・鼻水が出る・下痢・便秘・発汗・発疹・尿の色の変化……
この反応は必ずしも出るわけではなく、個人差があります。
慢性的で強いコリを持っている方、長い間薬を飲んでいる方、添加物の多い食事をしている方などに多くみられます。
こういった場合、(好転反応)の対処法もございます。
もう一度マッサージ等でコリをしっかりとって、冷やすのではなく温めるようにしましょう。それからゆっくり休む事が大切です。
施術後に老廃物の排泄を促す為にも、白湯やハーブティーなど、温かく刺激のない水分を多めに補給するようにして下さい。
そして、排泄は絶対我慢しないで下さい。
施術を受ける際には
・気持ちよく・バランスよく・その日のお身体の状態に合わせて
この3つのポイントに注意して受けるように下さい。
滋賀県大津市の「整体」と「エステ」の両方ができるさち整骨院
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施術内容:関節運動学的アプローチ(AKA)、急性期・亜急性期の痛み、捻挫、挫傷、打撲、脱臼